披露宴当日、それはそれは透き通った空が印象的な一日でした。
青い空を見ていると「今頃けんちゃんは(施設で)何してるかな。」と
思いました。そして、少しだけ泣きました。


披露宴も、滞り無く進み、両親への手紙に、こう添えました。
『けんちゃんという兄弟に出逢わせてくれてありがとうございました。』

両親の涙ぐむ顔を見て、胸が痛みました。

誰も「けんちゃんは今日はどうしているの?」とも聞かないし、
手紙の内容を聞いた人は「かなって兄弟いるの?」と思ったでしょうが、
私の並々ならぬ雰囲気に、誰もツッコミを入れませんでした。

披露宴が終わり、会場の外で皆をお見送りしていると、
けんちゃんのことを知っている友人たちが、皆、彼(夫)に、
「かなちゃんをよろしくお願いします。」と頭を下げていました。


【結婚】については、これで一旦終了とします。
(何か思い出したエピソードがあれば追加します…)
重度の自閉症のけんちゃんを、私の結婚式及び披露宴に
出席してもらうか否か、ずっと考えていました。

私は、けんちゃんには欠席してもらい、施設に週末預かりを依頼することを選択したのでした。

それは『けんちゃんを知らない人に晒すのが嫌だ』という気持ちが強く、
結局体裁を選んだということになります。
(自閉症の方をお育ての親御さん、本当に本当にごめんなさい。)

大切な場面は、自分で決める。誰のせいにもしない。

誰かに批判されても、受けて立つつもりでいました。
…しかし、誰も私を責めるようなことは言いませんでした。

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